仕事は9割パターン化すると早くなる。“想定外”を2日続けない

仕事は9割パターン化すると早くなる。“想定外”を2日続けない

時間をつくり出すのは、日々の小さなロスをなくすことの積み重ねだ。
ゴミを出すときすら効率的に動けるように頭を使っている。

「小さなことですが、机の上の空き缶やペットボトルを捨てるときは、
ある程度たまってから、トイレに立ったときやコーヒーを淹れたいときに合わせて、
それぞれ分別されたゴミ箱に捨てます。仕事をするときも、パソコン、文房具、
資料を手の届く範囲にあらかじめ準備しておきます」

「生活の90%をパターン化することで時間を節約する」という。
たとえば、
(1)朝6時に起床し、犬の散歩に出る。食事をして歯を磨き、7時過ぎには家を出る。
(2)電車で新聞を読み、オフィスの最寄りのスターバックスでメールチェック、
 読書、原稿執筆など1時間ほど自分のために時間を使う。
(3)9時前にオフィスへ。スケジュールをチェックし、1日の予定を大雑把に組み立てる。
(4)予定に従って仕事をこなす。
(5)18時半から19時で仕事を終了。帰宅し、風呂、食事。21時以降は読書、
 ジムなど自分のための時間にあてる。
(6)23時就寝「工場の作業といっしょで、同じことを繰り返すと効率も上がってきます。
 週末でも、起きる時間と寝る時間は大幅には変えません。自分のための時間を少しでも
 つくり出せるように工夫しています」

とはいえ、仕事終わりに飲みにいくこともあれば、休日にゴルフにいくこともあるだろう。
そうなれば当然パターンは崩れるが、そういう日を2日続けないようにしているという。

「パターンを堅苦しく考える必要はなく、大枠さえ守っていればいい。
ただし、いま自分が優先しなくてはいけないことは何かをよく考え、
そのための時間を割くということを意識したほうがいい」